これって母乳不足?ママの「足りない」不安解消ガイド » 本当のことを知っておきたい母乳育児の注意点 » 母乳育児と「くる病」の関係

母乳育児と「くる病」の関係

完全母乳で育てると、赤ちゃんが「くる病」になりやすい?!噂の真相を調査しています。

そもそも「くる病」って?

疑問ママ イラスト近年、テレビや雑誌などで取りざたされることの多い「乳幼児のくる病」の問題。くる病とは、骨のカルシウムがうまく沈着しないこと(石灰化異常)が原因で、乳幼児に骨格異常(脊椎や手足の骨の湾曲)が起こる病気です。

17世紀に英国で発見された病気で、日本では戦前・戦後の子どもたちに多く見られたと言われています。

その後、食糧事情の改善に伴いその数は減少していき、もはやなくなったかのように考えられていましたが、20年ほど前からまた症例数が増えてきていると言います。

くる病になる原因ははっきりと解明されているわけではありませんが、カルシウム不足やビタミンD不足が関係しているという見方が有力です。

母乳だけで育てると「くる病」になりやすい!?

くる病に関して近年よく言われているのが、「母乳だけで育てた赤ちゃんはくる病になるリスクが高まる」ということ。その理由としては以下のような理論になっています。

よって、母乳だけで育てると、赤ちゃんの体内にビタミンDが不足するため、くる病を引き起こす原因になるのではないかという考え方です。

しかし、別の研究によると、測定方法を従来のものと変えてみた(母乳中の脂肪分のみからビタミンDを測定⇒母乳の脂肪分と水分全てからビタミンDを測定)ところ、母乳中に含まれるビタミンDは1.0μg/100mlという結果が出たそうです。

これが正しいとすると、母乳中のビタミンD濃度は市販の粉ミルクと変わらず、「母乳のみ育児⇒くる病」の関連に対する信憑性は低いと言わざるを得ません。

また、そもそも赤ちゃんは、母乳中に含まれるカルシウムの吸収にビタミンDを必要としないという説もあり、そうなると大前提から揺らいできてしまって、何が正しいのか分からなくなってきてしまいます。

赤ちゃんを「くる病」から守るために

上記の理由から母乳育児だとしても、ミルク育児だとしても、くる病の発症リスクにははっきりとした関連性は証明されていません。どちらにしても、赤ちゃんを「くる病」から守るために気をつけたいことは以下の2つのポイントだと言えます。

カルシウム不足を起こさせない

くる病の原因は「カルシウムが骨に吸収されない」こと。これを防ぐためには、まず赤ちゃんに十分なカルシウムを摂取させることが必要不可欠です。

ママ自身がビタミンやミネラルをしっかりと摂取し、母乳をしっかり飲ませることで、赤ちゃんに必要なカルシウムが摂取できます。もちろん、市販の粉ミルクにもカルシウムはきちんと含まれています。

ビタミンD不足を起こさせない

カルシウムを十分量摂取したうえで、さらに摂りたいのがカルシウムの吸収を助けると言われているビタミンD。

これは食事や母乳からも摂取することができますが、赤ちゃんが日光に当たることで体内で合成されます。

ビタミンD不足を起こさせないためには、「赤ちゃんに適度に日光を浴びさせること」、「卵や魚類からたんぱく質を摂取させること」。これだけで「くる病」の発症リスクはかなり軽減されると考えられます。

ビタミンやミネラルがたっぷり!
母乳育児をサポートしてくれるお茶をランキング形式で紹介

母乳不足解消におすすめの
お茶3選
母乳育児をするママにおすすめの健康食品ランキング