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気になる母乳育児のメリット・デメリット

赤ちゃんを母乳で育てるとどんないいことがあるの?ミルクがあるんだからそもそも、母乳って必要なの?母乳育児とミルク育児それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

母乳育児とミルク育児の変遷

生まれたばかりの赤ちゃんの成長を支えるために必要な母乳やミルク。それまではママのお腹の中で、胎盤を通じて自動的に栄養を受け取っていた赤ちゃんですが、生まれてからは自分の口で栄養を摂取していかなくてはなりません。

基本とされるのは、何といってもお母さんが与える母乳です。母乳には赤ちゃんに必要な栄養分が最適なバランスで含まれているほか、赤ちゃんを病気から守る免疫成分も含まれています。人間も「哺乳類」の一種である以上、母乳は赤ちゃんを育てるために存在しています。

一方で、昔と比べてミルクの品質も良くなっており、母乳の場合と較べても大差のない育児をできるようになっています。

日本では、第二次世界大戦後の食糧不足の時期に、母乳だけでは乳幼児の栄養失調が増えたことから、粉ミルクでの育児が流行しました。

アメリカでの粉ミルク育児ブームや、人前での授乳が恥ずかしいという風潮もあり、一時期の母乳育児率は全体の3割程度まで減少していたようです。

1970年代~1980年代にかけて育児をしていた、お爺ちゃんお婆ちゃん世代は、自らが粉ミルクで育児をした経験のある人たちが多いようです。

しかし近年では母乳の免疫成分の高さなどが見直され、そのほかの部分でもたくさんのメリットがあることから、本来の母乳育児を推奨する傾向がWHO(世界保健機関)を含め、世界的な流れとなっています。

母乳とミルクのメリット・デメリット

栄養成分にほとんど違いはないと言われる母乳とミルクですが、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか。

母乳のメリットとデメリット

メリット

デメリット

妊娠中の母乳育児のメリットは、まず第一にお母さんの体の中にある免疫成分がしっかりと赤ちゃんに行き届くということです。また、ミルクよりも消化吸収がスムーズなので、赤ちゃんの体にも負担を与えにくいという特徴があります。

母乳育児にはその他にも、赤ちゃんがお母さんの肌に直接接することで安心感を抱き、精神的に安定しやすいといったメリットもあります。

母乳育児のデメリットとしては、3時間に一回の割合で授乳をしなければならないので、卒乳までの間は体力勝負となります。思うように母乳が出ないことや、アルコールや薬の摂取ができないために、お母さんがストレスに感じることもあります。

ミルクのメリットとデメリット

メリット

デメリット

完全母乳で育てる場合、お母さんは普段から母乳の質を維持するため、食べものや飲みものなど口にするものに気を遣わなければなりません。母乳を介して影響を与えることのないよう、赤ちゃんの様子を細かくチェックしていく必要があります。

それに対してミルクのメリットは、赤ちゃんに与える分量がしっかりと決まっているので、飲んだ量が一目で把握でき、育児がしやすくなるという点です。お父さんもミルクをつくって与えることができますし、おじいちゃんやおばあちゃん、上のお子さんなど、家族全員で協力して育児を分担することも可能です。

また、ミルクには子どもの成長に必要なビタミンやミネラルが十分に含まれていますので、栄養が偏る心配がありません。母乳はお母さんが食べたものによって栄養分が左右されてしまいますが、ミルクにはその心配がなく、赤ちゃんに必要な栄養を届けることができます。

ミルクのデメリットとしては、母乳のように免疫物質を赤ちゃんが得ることができないこと、外出時にミルク缶を運ばなければならず荷物が増えることなどが挙げられます。赤ちゃんに免疫を獲得させてあげたいお母さんにとっては、やはり母乳育児の方がベストということになるでしょう。

また、ミルクを選択する場合お金がかかる問題もあります。特に新生児のうちは大量のミルクを消費することになりますので、お金に余裕をもっておく必要があります。

母乳とミルクと上手に併用しよう

母乳をまったく与えない場合、お母さんの体にある免疫物質が赤ちゃんに行き渡らないため、できればお母さんが母乳を与えるように心がけたいところです。ミルクの成分が母乳に限りなく近づいているとはいえ、母乳には母乳にしかない良質な成分がたくさん含まれています。

赤ちゃんの成長に必要なミネラル類だけでなく、風邪などのウイルスに対抗するための抗体なども母乳の中に含まれていますので、ミルクで栄養を、母乳で免疫力を与えるといった考え方で、うまく母乳とミルクを併用されると良いでしょう。

基本的に母乳は赤ちゃんがほしがったら与えるようにして、ミルクは一日の必要量や与える時間を守りながら使い分けをします。ただし、ミルクだけを与えすぎると母乳を欲しがらなくなり、赤ちゃんに必要な栄養素が不足する場合がありますので、できれば母乳の量を多めに与えるように配分を行ってみてください。

ミルクといってもそれぞれの製品ごとに味わいが異なり、赤ちゃんの体に合わない場合もあります。万が一、下痢などをしてしまった場合は、そのミルクが合っていない可能性もありますので、別のミルクもしくは母乳に変えるようにしてください。

上記で挙げたメリット・デメリットは、母乳育児とミルク育児のどちらを選ぶか、または兼用するかを考えるうえで重要なポイントになると思います。ぜひ、赤ちゃんを育てるためにどうすればいいのかを考えるうえでの参考にしていただければと思います。

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