これって母乳不足?ママの「足りない」不安解消ガイド » プレママさんの準備のために!母乳育児の基礎知識 » 免疫・栄養たっぷりの初乳とは

免疫・栄養たっぷりの初乳とは

赤ちゃんの免疫を強化し、感染症にかかりにくくなると言われている「初乳」について解説しています。

産後1週間~10日間に分泌される「初乳」

赤ちゃん おもちゃであやす イラスト赤ちゃんが生まれて最初に分泌される母乳を「初乳」といいます。分泌され始める時期は個人差がありますが、大体産後3日~1週間くらいの人が多いと言われています。

通常の母乳(白く水っぽい)とは異なり、初乳は黄色みがかっていて、とろみがあるのが特徴的。まだ母乳の分泌量が多くない時期に分泌されるものですから、量としては多くありませんが、少量でも豊富な免疫物質や栄養成分が含まれています。

初乳を飲んだ赤ちゃんは、その後感染症にかかるリスクが低下したり、アレルギー体質になるリスクが低下するなど、たくさんの効果が報告されています。

初乳は、安全なお腹の中から外の世界に出たばかりの赤ちゃんを守ってくれるバリアのような役割を果たしていると言えるかもしれません。

初乳には、赤ちゃんを守る免疫成分がいっぱい

初乳には、通常の母乳(成乳)よりも大幅に含まれている成分がいくつかあります。主にたんぱく質、コレステロール、鉄分などで、その他カルシウムやオリゴ糖なども比較的多く含まれています。

免疫グロブリン(抗体)

免疫グロブリンとは、血液中に存在して、ウイルスや細菌が入ってきた際に、抗体となって戦うたんぱく質の一種です。

初乳に含まれる免疫グロブリンは、IgA(6~8割)、IgM(1割)、IgG(0.1~0.3割)などです。

特に豊富に含まれているIgA抗体は、腸管などで細菌・ウイルス・アレルゲンなどの侵入を食い止める役割を担っています。風邪やアレルギーなどの発症を防いでくれる重要な免疫物質なのです。

ラクトフェリン

ラクトフェリンは、鉄分を含むたんぱく質の一種で、上記の免疫グロブリンと共に、赤ちゃんをウイルスや細菌から守る効果があります。

大腸菌をはじめ、ブドウ球菌、ヘルペスウイルス、C型肝炎ウイルスなど多くの細菌やウイルスに対しての免疫力を高める力を持っており、初乳には、成乳の3倍のラクトフェリンが含まれていると考えられています。

リゾチーム

リゾチームは酵素の一種で、細菌の細胞壁を溶かして分解する働きがあります。腸内のビフィズス菌の働きを促進する作用もあり、赤ちゃんの正常な腸内環境を整えるために重要な役割も果たしています。

その他、オリゴ糖やベータカロチン、白血球など、初乳に多く含まれる成分は、どれも赤ちゃんを守り、健康に成長できるようサポートする働きのあるものです。

とくに初産の場合は、母乳がなかなか出なくて焦る気持ちもあるでしょうが、赤ちゃんに吸わせていれば少量ずつでも初乳は分泌され、赤ちゃんの体内に入ります。

免疫物質が高い濃度で含まれているため、少量でも効果は十分です。また、上記の免疫物質は初乳の後に分泌される通常の母乳(成乳)にも含まれています。事情があって初乳を飲ませられなかったという場合も、あきらめずに赤ちゃんに母乳をあげてみてくださいね。

より良い授乳ライフを
サポートしてくれるお茶ランキング>>

母乳不足解消におすすめの
お茶3選
母乳育児をするママにおすすめの健康食品ランキング